1. 編集理念と基本方針
私たちの使命
「マネーライフ」は、すべての日本人が正しい金融知識を身につけ、経済的不安から解放された人生を歩めるよう支援することを使命としています。私たちは、単なる情報提供者ではなく、読者の人生に寄り添う伴走者として、実践的で信頼できる金融情報を発信し続けます。
編集の基本姿勢
1. 読者第一主義 すべての編集判断は「読者にとって本当に価値があるか」を基準とします。広告主や提携企業の利益よりも、読者の経済的成功を最優先に考え、時には収益を犠牲にしてでも、読者の利益を守ります。
2. 実践可能性の追求 理論や理想論ではなく、今日から実践できる具体的な方法を提供します。年収や資産額に関わらず、誰もが実行可能なアクションプランを示すことで、金融格差の解消に貢献します。
3. 透明性の確保 情報源、利益相反、広告との区別を明確にし、読者が適切に判断できる環境を整えます。都合の悪い情報も隠さず、メリット・デメリットを公平に提示します。
2. コンテンツ制作基準
記事作成の5原則
1. 正確性の担保
- すべての数値データは2つ以上の信頼できる情報源で検証
- 法令・税制は最新情報を確認し、施行日や適用条件を明記
- 推測や個人的見解は明確に区別して表記
2. 客観性の維持
- 特定の金融機関や商品への偏向を避ける
- 複数の選択肢を提示し、それぞれの特徴を中立的に解説
- 成功事例だけでなく、失敗事例やリスクも等しく紹介
3. 実用性の重視
- 具体的な手順、必要書類、所要時間を明記
- 実際の計算例や図表を用いた視覚的な説明
- よくある失敗パターンと対処法を併記
4. 適時性の確保
- 税制改正や制度変更は施行前に情報提供
- 市場動向は週次でモニタリングし、重要な変化は即座に反映
- 季節性のあるトピックは2ヶ月前から準備
5. アクセシビリティの保証
- 専門用語は必ず初出時に解説
- 中学3年生が理解できる文章レベルを基準
- 視覚障害者対応、多言語対応(主要記事)を推進
情報源の階層と信頼度
第1階層(最優先)
- 金融庁、財務省、国税庁などの政府機関
- 日本銀行、全国銀行協会などの公的金融機関
- 最高裁判所判例、法令データベース
第2階層(優先)
- 大手金融機関の公式発表、決算資料
- 東証などの取引所公式データ
- 学術論文(査読付き)、大学研究機関の調査
第3階層(補完的使用)
- 業界団体の統計、調査レポート
- 専門家(資格保有者)の見解
- 信頼できる金融メディアの報道
使用禁止
- 匿名情報源、出所不明のデータ
- SNSの噂、未確認情報
- 利益相反の可能性がある情報源
3. 記事カテゴリーと品質基準
カテゴリー別編集方針
基礎知識記事
- 体系的な知識構築を意識した構成
- 豊富な図解と具体例
- 関連記事への適切な導線設計
- 定期的な内容の見直しと更新(3ヶ月ごと)
ニュース・時事解説
- 24時間以内の速報体制
- 影響を受ける層の明確化
- 具体的な対応策の提示
- 継続的なフォローアップ記事
実践ガイド
- ステップバイステップの詳細な手順
- 必要な準備物、コスト、時間の明記
- トラブルシューティングの充実
- 読者の実践結果のフィードバック反映
商品・サービスレビュー
- 独自の評価基準の明確化
- 実際の利用体験に基づく評価
- 競合商品との公平な比較
- アフィリエイトリンクの明示
専門家インタビュー
- 専門家の選定基準の明確化
- 利益相反の確認と開示
- 発言の事実確認
- 読者からの質問の反映
4. ファクトチェック体制
3段階検証システム
第1段階:執筆者による自己チェック
- 情報源の信頼性確認
- 数値データの再計算
- 法令・制度の最新性確認
- 論理的整合性の検証
第2段階:編集者によるクロスチェック
- 独立した情報源での検証
- 専門用語の適切性確認
- 読みやすさ、理解しやすさの評価
- SEO要件との整合性確認
第3段階:専門家による最終監修
- 法律関連:弁護士、司法書士
- 税務関連:税理士、公認会計士
- 投資関連:証券アナリスト、FP
- 不動産関連:不動産鑑定士、宅建士
エラー対応プロトコル
誤情報発見時の対応
- 24時間以内に訂正記事を公開
- 訂正箇所を明確に表示
- 訂正理由と経緯の説明
- 影響を受けた読者への個別連絡(可能な場合)
- 再発防止策の策定と公表
5. 利益相反の管理
開示すべき利益相反
必須開示事項
- アフィリエイト収入の有無
- 金融機関との提携関係
- 有料プロモーションの存在
- 執筆者の金融商品保有状況
- スポンサーシップの詳細
利益相反の回避策
禁止事項
- 提携先商品の不当な優遇
- リスクの意図的な軽視
- 競合商品の不当な批判
- ステルスマーケティング
- 読者を誤認させる表現
推奨事項
- 複数商品の公平な比較
- デメリットの明確な記載
- 代替選択肢の提示
- 提携関係の事前開示
- 編集権の独立性維持
6. 読者保護方針
投資勧誘に関する方針
基本原則
- 「必ず儲かる」等の断定的表現の禁止
- 投資は自己責任であることの明記
- リスクとリターンの関係性の説明
- 最大損失額の明示
- 投資判断は読者自身が行うことの強調
禁止される表現
- 「確実に」「必ず」「保証」などの断定的表現
- 「今だけ」「限定」などの焦りを煽る表現
- 非現実的な利益率の提示
- リスクを過小評価する表現
- 他者の成功事例の過度な強調
個人情報保護
収集する情報の制限
- 必要最小限の情報のみ収集
- 収集目的の明確な説明
- 第三者提供の原則禁止
- SSL暗号化通信の使用
- 定期的なセキュリティ監査
読者の権利保障
- 情報の開示請求への対応
- 訂正・削除要求への迅速な対応
- オプトアウトの容易な実施
- Cookie使用の明示と選択権
- 子どものプライバシー特別保護
7. 広告掲載基準
掲載可能な広告
承認基準
- 金融庁登録業者であること
- 誇大広告でないこと
- 読者の利益に反しないこと
- 当サイトの理念と合致すること
- 適切なリスク表示があること
掲載を禁止する広告
絶対的禁止事項
- 詐欺的な投資案件
- 認可のない金融商品
- 過度な借入を促す広告
- ギャンブル関連
- 読者を欺く可能性のある広告
広告と記事の分離
明確な区別
- 「PR」「広告」表示の義務化
- 異なるデザインフォーマット
- 編集記事との混在禁止
- ネイティブ広告の適切な表示
- 広告主による編集介入の禁止
8. コンプライアンス体制
法令遵守
準拠する主要法令
- 金融商品取引法
- 貸金業法
- 特定商取引法
- 個人情報保護法
- 著作権法
- 景品表示法
内部監査体制
定期監査の実施
- 月次:記事品質チェック
- 四半期:法令遵守状況確認
- 半期:読者満足度調査
- 年次:総合的なポリシー見直し
外部評価の活用
第三者評価
- 専門家委員会の設置
- 読者モニター制度
- 業界団体との連携
- 認証制度への参加
9. 読者対応方針
問い合わせ対応
対応基準
- 24時間以内の初期対応
- 72時間以内の詳細回答
- 専門的質問は専門家確認後回答
- 回答履歴の記録と分析
- FAQ への反映
苦情処理
処理プロセス
- 苦情内容の記録と分類
- 事実関係の調査
- 改善策の検討
- 読者への報告
- 再発防止策の実施
- 結果の公表(必要に応じて)
フィードバックの活用
改善への反映
- 月次での読者意見分析
- 記事改善への即時反映
- 新規コンテンツ企画への活用
- 読者参加型コンテンツの実施
- 改善結果の報告
10. 更新・改定履歴
定期見直し
本編集ポリシーは、以下のタイミングで見直しを行います:
- 年1回の定期見直し(毎年4月)
- 法令改正時の臨時見直し
- 重大な問題発生時の緊急見直し
- 読者からの要望多数時の特別見直し
改定プロセス
- 改定案の作成
- 専門家委員会での審議
- 読者へのパブリックコメント募集
- 最終案の確定
- 改定内容の公表
- 移行期間の設定(必要に応じて)
変更履歴の公開
すべての改定履歴を記録し、過去のバージョンも参照可能な状態で保管します。重要な変更については、読者への事前通知を行います。
最終更新日:2025年8月
このポリシーは、読者の皆様により良いコンテンツをお届けするための指針です。ご意見・ご要望がございましたら、お気軽にお寄せください。皆様の声が、私たちのメディアをより良いものにしていきます。