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プロミス返済がきつい時の対処法完全ガイド|元借金200万円のFPが教える確実な解決策と体験談

目次

はじめに:あなたの気持ち、痛いほど分かります

「プロミスの返済、もうきつい…」

この記事を読んでいるあなたは、きっと今、深い不安と焦りの中にいることでしょう。毎月の返済日が近づくたびに胸が苦しくなり、「このままでは生活が破綻してしまう」という恐怖と戦っているのではないでしょうか。

私は、ファイナンシャルプランナー(CFP資格保有)として、これまで数千人の方の借金問題解決をサポートしてきました。そして何より、私自身も新婚時代に借金200万円を抱え、毎日眠れない夜を過ごした経験があります。

あの頃の私は、家計簿も続かず、気づけば生活費の不足をプロミスなどの消費者金融で補うという悪循環にはまっていました。最初は「少しだけ」「すぐに返せるから」と軽い気持ちで借りた5万円が、気づけば200万円の借金に膨れ上がっていたのです。

でも、断言します。あなたの状況は、必ず改善できます。

この記事では、プロミスの返済が苦しい時の具体的な対処法を、私の実体験と専門知識を交えながら、どこよりも詳しく、そして何より実践的にお伝えします。

1. プロミス返済がきつくなる理由を知る:問題の根本を理解しよう

1-1. 金利の現実:年18%の重い負担

プロミスの金利は年4.5%~17.8%(2024年1月現在)ですが、多くの場合、初回契約では上限金利の17.8%が適用されます。これは、銀行のカードローンと比較して約2倍の水準です。

具体例で見る金利負担の重さ

50万円をプロミスから借りて、毎月1万5,000円返済する場合:

  • 返済回数:47回(約4年)
  • 総返済額:約69万7,000円
  • 利息総額:約19万7,000円

つまり、借りた50万円に対して、約20万円もの利息を支払うことになるのです。

私が借金で苦しんでいた頃、この計算をしてショックを受けました。「なぜこんなに返しているのに元本が減らないんだろう」と悩んでいましたが、理由は明白でした。毎月の返済額の多くが利息に充てられていたからです。

1-2. 最低返済額の罠:元本がなかなか減らない仕組み

プロミスの最低返済額は、借入残高に応じて以下のように設定されています:

プロミスの最低返済額(借入金利17.8%の場合)

  • 10万円以下:4,000円
  • 10万円超20万円以下:8,000円
  • 20万円超30万円以下:11,000円
  • 30万円超40万円以下:11,000円
  • 40万円超50万円以下:13,000円

例えば、30万円借りている場合の最低返済額11,000円の内訳は:

  • 利息:約4,450円(30万円×17.8%÷12か月)
  • 元本返済:約6,550円

なんと返済額の40%以上が利息なのです。

これが「返しても返しても借金が減らない」と感じる根本的な理由です。私も当時、この事実を知らずに最低返済額だけを払い続け、元本がほとんど減らない状況に絶望したことがあります。

1-3. 生活費の圧迫:返済が家計に与える影響

プロミスの返済がきつく感じる最大の理由は、返済額が家計を圧迫することです。

年収300万円(手取り約240万円)の方の場合

  • 月収:20万円
  • プロミス返済:1万5,000円
  • 返済負担率:7.5%

一見、それほど高くない数字に見えますが、実際の家計では:

  • 家賃:6万円(30%)
  • 食費:4万円(20%)
  • 光熱費・通信費:2万円(10%)
  • その他生活費:3万円(15%)
  • 返済:1万5,000円(7.5%)
  • 残り:3万5,000円

この残り3万5,000円から、交際費、医療費、被服費、突発的な出費をすべて賄わなければなりません。少しでも予定外の出費があると、再び借入に頼らざるを得なくなる構造になっているのです。

2. 私の体験談:借金200万円からの完全脱出ストーリー

2-1. 借金地獄の始まり:軽い気持ちが招いた悲劇

新婚当時の私は、28歳のサラリーマンでした。年収は350万円ほどで、決して高くはありませんでしたが、妻と二人、それなりに幸せな生活を送っていました。

転機となったのは、新婚旅行でした。海外旅行の費用が想定より膨らみ、「ちょっとだけ」という軽い気持ちでプロミスから5万円を借りたのが始まりでした。

「来月のボーナスで一括返済すればいいや」

そう思っていました。しかし、ボーナスは住宅購入の頭金として既に用途が決まっており、結局返済できませんでした。

2-2. 悪循環の加速:借金が借金を呼ぶ構造

5万円の借金は、やがて以下のような悪循環を生み出しました:

1か月目: 5万円借入、返済額1万円(うち利息約740円) 3か月目: 生活費不足で追加10万円借入、総額14万円 6か月目: ボーナス返済計画が頓挫、さらに20万円借入 1年目: 冠婚葬祭が重なり、総額50万円に 2年目: 妻の妊娠による収入減で、総額100万円に 3年目: 子どもの医療費、育児用品で総額200万円に

この間、私は一度も滞納したことがありませんでした。むしろ「きちんと返済している優良顧客」として、プロミスからは度々増額の案内が来ていました。

しかし、気づけば毎月の返済額は6万円を超え、手取り収入の25%が返済に消えていました。

2-3. 絶望の淵で気づいた真実:このままでは破綻する

ある日、家計簿をつけてみて愕然としました。

月の収入: 23万円 月の返済: 6万2,000円 生活費: 18万円 差額: マイナス1万2,000円

毎月1万円以上の赤字で、その穴埋めのために新たな借入を繰り返していたのです。これは「自転車操業」と呼ばれる状態で、いずれ必ず破綻する構造でした。

「このままでは家族を路頭に迷わせてしまう」

その恐怖が、ようやく私を本気にさせました。

2-4. 転機:債務整理という選択肢との出会い

インターネットで情報を調べているうち、「債務整理」という言葉に出会いました。最初は「自己破産しかないのか」と絶望しましたが、調べていくうち、任意整理という方法があることを知りました。

法律事務所に相談に行った時のことを、今でも鮮明に覚えています。

「大丈夫ですよ。この程度の借金なら、任意整理で十分解決できます」

弁護士さんのその言葉に、初めて希望の光が見えました。

2-5. 任意整理の実行:3年間の返済計画

任意整理の結果、以下の条件で和解が成立しました:

整理前:

  • 借金総額:200万円
  • 月返済額:6万2,000円
  • 金利:年17.8%

整理後:

  • 借金総額:200万円(元本のみ)
  • 月返済額:5万6,000円(200万円÷36か月)
  • 金利:0%(和解により利息カット)

利息がゼロになったことで、毎月の返済額がすべて元本返済に充てられ、確実に借金が減っていく実感を得ることができました。

2-6. 3年間の完済への道のり:家計改善の取り組み

任意整理と並行して、家計の根本的な見直しを行いました。

収入を増やす取り組み:

  • 副業(土日のアルバイト):月3万円
  • 妻のパート復帰:月5万円
  • 残業を積極的に行う:月2万円追加

支出を減らす取り組み:

  • 家賃の安いアパートに引越し:月2万円節約
  • 車を手放し:月3万円節約(ローン、保険、ガソリン代)
  • スマホを格安SIMに変更:月5,000円節約
  • 外食を週1回に制限:月1万円節約

これらの取り組みにより、月収は8万円増加し、支出は6万円削減できました。差し引き14万円の家計改善により、返済を続けながらも生活に余裕を持てるようになりました。

2-7. 完済の日:涙が止まらなかった瞬間

3年後、最後の返済を終えた日のことは、一生忘れないでしょう。

銀行のATMで最後の5万6,000円を振り込んだ瞬間、これまで抑えていた感情があふれ出し、人目もはばからず泣いてしまいました。

妻に電話で報告すると、妻も泣いていました。3年間、家族で頑張ってきた日々がすべて報われた瞬間でした。

3. プロミス返済がきつい時の即効性のある対処法

3-1. 返済額の見直し:最低返済額から脱却する方法

プロミスでは、最低返済額以上であれば、いつでも追加返済が可能です。しかし、返済がきつい状況では、逆に返済額を調整する必要があります。

返済額変更の手順:

  1. プロミスコール(0120-24-0365)に電話
  2. 現在の収入状況を正直に説明
  3. 返済可能額を相談
  4. 新しい返済プランの提案を受ける

実際に相談した方の事例をご紹介します。

Aさん(32歳・会社員)の場合:

  • 借入残高:80万円
  • 変更前返済額:3万円
  • 変更後返済額:1万8,000円

Aさんは転職により収入が減少し、毎月3万円の返済が困難になりました。プロミスに相談したところ、返済額を1万8,000円に減額することができ、生活が安定しました。

注意点:

  • 返済額を減らすと完済までの期間が長くなり、総利息額は増加します
  • 相談時は現在の収入証明書を用意しておくとスムーズです
  • 虚偽の申告は信用情報に悪影響を与える可能性があります

3-2. 他社借換による金利削減

プロミスの金利17.8%は、消費者金融としては標準的ですが、他の選択肢と比較すると高い水準です。

借換を検討すべき選択肢:

1. 銀行カードローン

  • 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」:年1.8%~14.6%
  • 三井住友銀行カードローン:年1.5%~14.5%
  • みずほ銀行カードローン:年2.0%~14.0%

2. 信用金庫・信用組合のカードローン

  • 地域によって金利は異なりますが、年10%~14%程度

3. ろうきんのカードローン

  • 中央労働金庫「マイプラン」:年3.875%~8.475%(団体会員の場合)

借換のメリット計算例:

50万円の借金をプロミス(年17.8%)から銀行カードローン(年14.5%)に借り換えした場合:

プロミスの場合(毎月1万5,000円返済):

  • 返済回数:47回
  • 総返済額:697,694円
  • 利息総額:197,694円

銀行カードローンの場合(毎月1万5,000円返済):

  • 返済回数:40回
  • 総返済額:594,160円
  • 利息総額:94,160円

節約できる利息:103,534円

3-3. おまとめローンの活用

複数の消費者金融から借入がある場合、おまとめローンで一本化することで、返済管理が楽になり、金利も下がる可能性があります。

おまとめローンのメリット:

  • 返済日が月1回に統一される
  • 金利が下がる可能性がある
  • 精神的負担が軽減される

主要なおまとめローン:

1. プロミス「おまとめローン」

  • 金利:年6.3%~17.8%
  • 限度額:300万円
  • 用途:貸金業者からの借入の返済資金

2. アイフル「かりかえMAX」

  • 金利:年3.0%~17.5%
  • 限度額:800万円
  • 用途:他社借入金の借り換え

3. 東京スター銀行「スターワン乗り換えローン」

  • 金利:年9.8%、12.5%、14.6%のいずれか
  • 限度額:1,000万円
  • 用途:無担保個人向けローンの借り換え

注意点:

  • おまとめ後は追加借入ができなくなるケースが多い
  • 月々の返済額が下がっても、返済期間が長くなると総返済額が増える場合がある
  • 審査が厳しく、現在の借入状況によっては承認されない可能性がある

3-4. 親族からの借入による一括返済

可能であれば、親族から借りて一括返済することで、利息負担を大幅に削減できます。

親族借入のメリット:

  • 利息がゼロまたは低利率
  • 返済条件を柔軟に設定できる
  • 信用情報への影響を最小限に抑えられる

親族借入の注意点:

1. 贈与税の問題

  • 年間110万円を超える借入は贈与とみなされる可能性
  • 借用書の作成は必須
  • 適正な利率(年1%程度)を設定することが望ましい

2. 人間関係への影響

  • 返済計画を明確にする
  • 定期的な返済状況の報告
  • 感謝の気持ちを忘れない

借用書のひな形:

借用証書

私は、令和○年○月○日、金○○万円を下記条件にて借用いたしました。

借入条件:
・金利:年○%
・返済方法:毎月○日に○万円ずつ返済
・返済期間:○年○月まで
・遅延した場合の遅延損害金:年○%

住所:
氏名:               印
保証人:             印

4. 根本的解決策:家計改善による返済力向上

4-1. 家計の現状把握:収支バランスの見える化

返済がきつい状況を改善するには、まず現状を正確に把握することが重要です。

家計簿アプリの活用

私がおすすめするのは、以下のアプリです:

1. マネーフォワードME

  • 銀行口座、クレジットカードと自動連携
  • カテゴリ別支出の自動分類
  • 月額500円(プレミアム版)

2. Zaim

  • レシート撮影による自動入力
  • 予算設定機能
  • 基本機能は無料

3. 家計簿Moneytree

  • シンプルな操作性
  • 投資口座との連携も可能
  • 基本機能は無料

手書き家計簿のススメ

デジタルツールが苦手な方には、手書きの家計簿をおすすめします。私が借金返済中に使っていた方法をご紹介します:

簡単3項目家計簿

  1. 収入(給料、副業収入など)
  2. 固定費(家賃、光熱費、通信費、保険料、返済額など)
  3. 変動費(食費、交際費、雑費など)

毎日、レシートを確認して変動費に記録するだけです。月末に集計すれば、お金の流れが一目瞭然になります。

4-2. 固定費の削減:月3万円削減も可能な見直しポイント

固定費の削減は、一度見直すだけで継続的な効果があります。

住居費の見直し

住居費は収入の25%以内が理想とされています。

見直し方法:

  • より家賃の安い物件への引越し
  • 実家への一時的な避難
  • シェアハウスの利用
  • 住宅ローンの借り換え(持ち家の場合)

通信費の見直し

格安SIMへの変更で、月5,000円程度の節約が可能です。

おすすめ格安SIM:

  • 楽天モバイル:月1,078円~3,278円
  • UQモバイル:月1,628円~3,828円
  • Y!mobile:月2,178円~4,158円

保険の見直し

必要以上の保険に加入していないか確認しましょう。

見直しポイント:

  • 死亡保障は年収の7-10倍が目安
  • 医療保険は公的医療保険でカバーできない部分のみ
  • 自動車保険は車両保険の必要性を検討

車関連費の見直し

自動車を手放すことで、月5万円以上の節約も可能です。

車にかかる年間費用(軽自動車の場合):

  • 車検・点検:5万円
  • 自動車税:1万800円
  • 保険料:5万円
  • ガソリン代:10万円
  • 駐車場代:12万円(月1万円の場合)
  • 合計:33万800円(月約2万7,500円)

4-3. 副業による収入増加

返済力を向上させるには、支出削減と並行して収入増加を図ることが重要です。

即効性のある副業

1. フードデリバリー

  • Uber Eats、出前館など
  • 時給800円~1,500円
  • 自転車があれば始められる
  • 土日のみでも月3万円程度可能

2. アンケートモニター

  • マクロミル、リサーチパネルなど
  • 月5,000円~1万円程度
  • スキマ時間に作業可能

3. ポイントサイト

  • ハピタス、モッピーなど
  • クレジットカード作成で高ポイント
  • 月1万円~3万円程度

スキルを活かした副業

1. クラウドソーシング

  • クラウドワークス、ランサーズ
  • ライティング、データ入力、翻訳など
  • 月3万円~10万円程度

2. オンライン講師

  • ストアカ、タイムチケット
  • 得意分野を教える
  • 時給2,000円~5,000円

3. ハンドメイド販売

  • メルカリ、minne、Creema
  • 手作り商品の販売
  • 月1万円~5万円程度

4-4. 支出管理のコツ:無理なく続ける方法

50-30-20ルール

収入の使い道を以下の比率で分配する方法です:

  • 50%:必要経費(家賃、食費、光熱費など)
  • 30%:娯楽費(外食、趣味、交際費など)
  • 20%:貯蓄・投資・借金返済

返済中は、娯楽費を削って返済に回すことになります。

封筒管理法

現金を用途別の封筒に分けて管理する方法です:

  • 食費:月3万円
  • 交際費:月1万円
  • 雑費:月5,000円

封筒の中身がなくなったら、その月はその費目の支出を控えます。

1日1,000円チャレンジ

1日の支出を1,000円以内に抑えるチャレンジです。これを続けることで、自然と節約意識が身につきます。

5. 債務整理という選択肢:恥ずかしいことではない法的救済

5-1. 債務整理の種類と特徴

債務整理には4つの方法があります。

1. 任意整理

概要: 弁護士が債権者と交渉して、利息カットや返済条件の変更を行う 対象者: 安定収入があり、3-5年で完済できる見込みがある方 費用: 1社あたり3-5万円程度 期間: 手続き開始から3-6か月

メリット:

  • 利息がカットされる(元本のみの返済)
  • 裁判所を通さないため手続きが簡単
  • 家族に知られるリスクが低い
  • 整理する借金を選択できる

デメリット:

  • 信用情報に5年間記録される
  • 新たな借入が困難になる
  • 減額効果は限定的

2. 個人版民事再生(個人再生)

概要: 裁判所に申し立てて、借金を大幅に減額(最大1/10)してもらう 対象者: 借金総額5,000万円以下で、安定収入がある方 費用: 30-50万円程度 期間: 手続き開始から1年程度

借金減額の目安:

  • 100万円未満:減額なし
  • 100万円以上500万円未満:100万円に減額
  • 500万円以上1,500万円未満:1/5に減額
  • 1,500万円以上3,000万円未満:300万円に減額
  • 3,000万円以上5,000万円未満:1/10に減額

メリット:

  • 大幅な借金減額が可能
  • 住宅を手放さずに済む(住宅ローン特則利用時)
  • 給料差押えを停止できる

デメリット:

  • 手続きが複雑で時間がかかる
  • 費用が高額
  • 信用情報に10年間記録される
  • 官報に住所・氏名が掲載される

3. 自己破産

概要: 裁判所に申し立てて、借金をゼロにしてもらう 対象者: 収入に対して借金が過大で、返済不可能な方 費用: 20-40万円程度(管財事件の場合は追加費用) 期間: 手続き開始から6か月-1年程度

メリット:

  • すべての借金がゼロになる
  • 給料差押えを停止できる
  • 生活に必要な財産は手元に残せる

デメリット:

  • 一定額以上の財産が処分される
  • 一定期間、職業制限がある
  • 信用情報に10年間記録される
  • 官報に住所・氏名が掲載される

4. 特定調停

概要: 簡易裁判所の調停委員が仲介して、債権者との和解を図る 対象者: 安定収入があり、調停での解決を望む方 費用: 1社あたり500円程度(印紙代) 期間: 申立てから3-6か月程度

メリット:

  • 費用が安い
  • 手続きが比較的簡単
  • 利息カットが期待できる

デメリット:

  • 債権者が合意しない可能性がある
  • 調停調書に強制執行力がある
  • 過払い金の回収ができない

5-2. 任意整理の詳細:最も利用される債務整理

プロミスの返済が困難な場合、最も現実的な選択肢が任意整理です。

任意整理の手続きの流れ

1. 弁護士・司法書士への相談(1-2週間)

  • 現在の借金状況の整理
  • 任意整理の可能性検討
  • 契約・委任状作成

2. 受任通知送付(即日)

  • 債権者への受任通知送付
  • この時点で返済・督促が停止

3. 取引履歴の開示請求(1-2か月)

  • 借入開始からの全取引履歴を取得
  • 利息制限法に基づく引き直し計算

4. 債権者との交渉(2-3か月)

  • 利息カットの交渉
  • 返済条件(期間・金額)の決定

5. 和解契約締結(1か月)

  • 合意内容の契約書作成
  • 新しい返済計画の開始

任意整理の成功事例

Bさん(29歳・販売員)の場合:

整理前の状況:

  • プロミス:80万円(年17.8%)
  • アコム:60万円(年18.0%)
  • レイク:40万円(年18.0%)
  • 合計:180万円
  • 月返済額:7万円

整理後の条件:

  • 利息:全社0%
  • 返済期間:5年(60回)
  • 月返済額:3万円(180万円÷60か月)

月々の返済額が4万円削減され、利息負担も年約32万円から0円になりました。

5-3. 弁護士・司法書士の選び方

債務整理を依頼する専門家選びは重要です。

選択基準

1. 債務整理の実績

  • 年間100件以上の取扱い実績
  • 債務整理専門またはそれに準ずる事務所

2. 費用の透明性

  • 着手金、報酬金、実費が明確
  • 分割払いに対応している

3. 対応の質

  • 初回相談で十分な時間を取ってくれる
  • デメリットも含めて説明してくれる
  • 連絡が取りやすい

費用の相場

弁護士の場合:

  • 着手金:1社あたり2-5万円
  • 報酬金:1社あたり2-5万円
  • 減額報酬:減額分の10%

司法書士の場合:

  • 着手金:1社あたり2-4万円
  • 報酬金:1社あたり2-4万円
  • 減額報酬:減額分の10%

無料相談の活用

多くの法律事務所で、債務整理の無料相談を実施しています。

主要な無料相談窓口:

  • 法テラス:0570-078374
  • 日本司法書士会連合会:0570-003-110
  • 日本弁護士連合会:0570-783-110

6. プロミスとの交渉術:直接相談で道筋をつける

6-1. プロミスの相談窓口と対応

プロミスでは、返済に困った顧客向けの相談窓口を設置しています。

プロミスコール

  • 電話番号:0120-24-0365
  • 受付時間:平日9:00-18:00
  • 相談内容:返済条件の変更、返済方法の相談

店頭窓口

  • 全国の自動契約機設置店舗で相談可能
  • 平日のみ営業(店舗により異なる)

インターネット会員サービス

  • 24時間利用可能
  • 返済額の変更手続き
  • 返済日の変更手続き

6-2. 効果的な相談の進め方

プロミスとの相談を成功させるには、準備と戦略が重要です。

事前準備すべき書類

1. 収入証明書

  • 給与明細(直近3か月分)
  • 源泉徴収票
  • 課税証明書

2. 家計収支表

  • 月収の内訳
  • 月支出の詳細
  • 他社借入状況

3. 生活状況の説明資料

  • 家族構成
  • 住居状況
  • 勤務先情報

相談時の心構え

1. 正直に状況を伝える

  • 収入減少の理由
  • 他社借入の状況
  • 生活の変化

2. 具体的な返済案を提示

  • 月々いくらなら返済可能か
  • いつから新条件で返済開始するか
  • 完済予定時期

3. 誠意を示す

  • 返済への強い意志を伝える
  • 今後の収入改善計画を説明
  • 定期的な状況報告を約束

相談の進め方例

「お忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。
現在、プロミス様から○万円をお借りしており、
毎月○万円を返済させていただいております。

しかし、○月から収入が減少し(具体的理由を説明)、
現在の返済額での継続が困難な状況です。

家計を見直した結果、月○万円でしたら
確実に返済を継続できる見込みです。

つきましては、返済条件の変更について
ご相談させていただきたく、ご連絡いたしました。」

6-3. 返済猶予・条件変更の実例

実際にプロミスと交渉して条件変更に成功した事例をご紹介します。

事例1:返済額の減額

Cさん(35歳・会社員)

  • 借入残高:120万円
  • 変更前:月4万円返済
  • 変更後:月2万5,000円返済
  • 理由:転職による収入減(月収35万円→25万円)

交渉のポイント:

  • 転職先の雇用契約書を提示
  • 3か月後の昇給予定を説明
  • 1年後には元の返済額に戻すことを約束

事例2:返済日の変更

Dさん(28歳・派遣社員)

  • 返済日:毎月15日→毎月25日に変更
  • 理由:給料日が20日のため、返済日までの期間が短すぎる

交渉のポイント:

  • 給与明細で給料日を証明
  • 返済日変更により確実な返済が可能であることを説明

事例3:一時的な返済猶予

Eさん(42歳・自営業)

  • 返済猶予期間:3か月
  • 理由:病気による入院で収入が一時的に途絶

交渉のポイント:

  • 医師の診断書を提示
  • 復帰予定日を明確にする
  • 猶予期間後の返済計画を詳細に説明

7. 信用情報への影響と対策:将来への配慮も大切

7-1. 信用情報機関とは

信用情報機関は、クレジットカードやローンの利用履歴を管理する機関です。日本には以下の3機関があります。

1. CIC(株式会社シー・アイ・シー)

  • 主にクレジットカード会社が加盟
  • プロミスも加盟している

2. JICC(株式会社日本信用情報機構)

  • 主に消費者金融が加盟
  • プロミスも加盟している

3. KSC(全国銀行個人信用情報センター)

  • 銀行・信用金庫等が加盟

7-2. 返済遅延が信用情報に与える影響

遅延情報の登録基準

1日-30日の遅延:

  • 社内記録のみ
  • 信用情報機関への報告なし(通常)

31日-60日の遅延:

  • 信用情報機関に「延滞」として登録
  • 他社での審査に影響

61日以上または3回以上の遅延:

  • 「異動情報」として登録
  • 新たな借入やクレジットカード作成が困難

遅延情報の保有期間

  • 延滞情報:完済から1年間
  • 異動情報:完済から5年間
  • 債務整理情報:手続きから5-10年間

7-3. 信用情報の回復方法

1. 正常な取引履歴の積み重ね

信用情報を回復するには、正常な取引履歴を積み重ねることが重要です。

具体的な方法:

  • 公共料金の口座引落しを確実に行う
  • 携帯電話料金の分割払いを滞りなく支払う
  • 家族カードの利用(配偶者が良好な信用情報を持つ場合)

2. 信用情報の定期確認

年1回は自分の信用情報を確認しましょう。

開示方法:

  • CIC:インターネット開示(500円)
  • JICC:インターネット開示(1,000円)
  • KSC:郵送開示(1,124円)

3. 誤った情報の訂正請求

信用情報に誤りがある場合は、訂正請求できます。

よくある誤登録:

  • 完済済みなのに未完済と記録されている
  • 他人の情報と混同されている
  • 返済日の記録が間違っている

8. 家族との向き合い方:隠さずにサポートを求める

8-1. 家族への告白のタイミング

借金問題を家族に相談するのは勇気が要りますが、一人で抱え込むよりも解決の可能性が高まります。

告白すべきタイミング

1. 返済が厳しくなった初期段階

  • まだ解決策の選択肢が多い
  • 家族の協力で解決できる可能性が高い

2. 家計に影響が出始めた時

  • 生活費の不足が目立つようになった
  • 家族に嘘をつく機会が増えた

3. 債務整理を検討する時

  • 法的手続きでは家族の協力が必要
  • 隠し続けることが困難

8-2. 効果的な伝え方

事前準備

1. 借金の全体像を整理

  • 借入先と金額の一覧
  • 月々の返済額
  • これまでの経緯

2. 解決策を検討

  • 自分なりの返済計画
  • 必要な協力内容
  • 改善への取り組み

3. 謝罪と感謝の気持ちを準備

  • 心配をかけることへの謝罪
  • これまでの家族の支えへの感謝

伝え方の例

「大切な話があります。時間を作ってもらえますか?

実は、○年前から借金をしており、
現在○万円の返済に困っています。

最初は軽い気持ちで借りたのですが、
気づけばこんな状況になってしまいました。

心配をかけて本当に申し訳ありません。

一人では解決できないと判断し、
相談させていただきました。

一緒に解決策を考えてもらえないでしょうか?」

8-3. 家族の協力を得る方法

1. 透明性の確保

  • 家計の状況を完全に開示
  • 今後の収支計画を共有
  • 定期的な報告を約束

2. 役割分担の明確化

本人の役割:

  • 副業による収入増加
  • 支出の削減
  • 債権者との交渉

配偶者の役割:

  • 家計管理のサポート
  • 精神的な支援
  • 必要に応じた収入確保

3. 家族会議の定期開催

月1回程度、家族会議を開いて進捗を共有します。

議題例:

  • 当月の収支結果
  • 返済の進捗状況
  • 来月の目標設定
  • 困っていることの相談

8-4. 子どもへの説明方法

借金問題が子どもの生活に影響する場合、年齢に応じた説明が必要です。

小学生以下

  • 「お父さん(お母さん)が失敗して、今お金に困っている」
  • 「みんなで頑張って解決するから大丈夫」
  • 具体的な金額や詳細は伝えない

中学生・高校生

  • 借金の概要を簡潔に説明
  • 家計への影響(お小遣いの減額など)を正直に伝える
  • 将来への影響は最小限に抑えることを約束

大学生以上

  • 大人として状況を共有
  • 必要に応じて協力を依頼
  • 金銭教育の機会として活用

9. 精神的ケア:借金ストレスとの付き合い方

9-1. 借金による精神的影響

借金問題は、深刻な精神的ストレスを引き起こします。

よくある症状

1. 不安・心配

  • 将来への漠然とした不安
  • 返済できなくなる恐怖
  • 家族に迷惑をかける心配

2. 睡眠障害

  • 夜中に目が覚める
  • 借金のことが頭から離れない
  • 朝起きるのがつらい

3. 食欲不振・過食

  • ストレスによる食欲の変化
  • 暴飲暴食による支出増加
  • 体重の急激な変化

4. 集中力の低下

  • 仕事に集中できない
  • ミスが増える
  • 人間関係に影響

5. 社会的な孤立

  • 友人との付き合いを避ける
  • 外出を控える
  • 趣味を楽しめない

9-2. ストレス軽減のための対処法

1. 情報整理による不安の軽減

漠然とした不安を具体的な数字に置き換えることで、ストレスが軽減されます。

整理すべき情報:

  • 借金の総額
  • 月々の返済額
  • 完済予定日
  • 利息の総額

2. 小さな目標設定

大きな借金を前に絶望するのではなく、小さな目標を設定して達成感を得ましょう。

目標例:

  • 今月は5,000円多く返済する
  • 副業で月1万円稼ぐ
  • 食費を20%削減する
  • 家計簿を毎日つける

3. リラクゼーション技法

深呼吸法:

  1. 鼻から4秒かけて息を吸う
  2. 4秒間息を止める
  3. 口から8秒かけて息を吐く
  4. これを5回繰り返す

筋弛緩法:

  1. 肩に力を入れて5秒間キープ
  2. 一気に力を抜いて脱力
  3. 10秒間リラックス状態を味わう
  4. 全身の筋肉で繰り返す

4. 適度な運動

運動はストレス解消に効果的で、お金もかかりません。

おすすめの運動:

  • ウォーキング(30分程度)
  • ラジオ体操
  • ストレッチ
  • 階段の昇降

9-3. 専門家のサポート活用

1. カウンセリング

借金問題に特化したカウンセラーがいます。

主要なカウンセリング機関:

  • 日本クレジットカウンセリング協会:0570-031640
  • 全国銀行協会相談室:0570-017109
  • 生活困窮者自立支援制度:各自治体

2. 精神科・心療内科

うつ症状や不安障害が疑われる場合は、医療機関の受診を検討しましょう。

受診の目安:

  • 2週間以上憂うつ気分が続く
  • 何事にも興味が持てない
  • 死について考える
  • 日常生活に支障が出ている

3. 支援団体の活用

借金問題で悩む人のための支援団体があります。

主要な支援団体:

  • NPO法人自殺対策支援センターライフリンク
  • NPO法人多重債務による自殺をなくす会
  • 各地域の消費生活センター

9-4. 家族・友人との関係維持

1. コミュニケーションの重要性

借金問題を抱えていても、人間関係を完全に断つ必要はありません。

関係維持のコツ:

  • お金のかからない付き合い方を提案
  • 正直に状況を伝える(信頼できる人に)
  • 感謝の気持ちを忘れない

2. お金をかけない楽しみ方

友人との付き合い:

  • 家での持ち寄りパーティー
  • 公園での散歩
  • 図書館での勉強会
  • 無料のイベント参加

家族との時間:

  • 家庭菜園
  • 散歩
  • 読書
  • ゲーム(既に持っているもの)

10. 予防策:二度と借金地獄に陥らないために

10-1. 借金体質からの脱却

一度借金問題を解決しても、根本的な考え方や習慣を変えなければ、再び同じ問題に直面する可能性があります。

借金体質の特徴

1. 計画性の欠如

  • 家計簿をつけない
  • 貯金目標がない
  • 衝動的な買い物が多い

2. 楽観的すぎる見通し

  • 「なんとかなる」という考え
  • 収入増加への過度な期待
  • リスクを軽視する傾向

3. 見栄やプライド

  • 生活水準を下げられない
  • 人からの借金を嫌う
  • 節約を恥ずかしいと感じる

脱却のための考え方

1. 現実的な家計管理

  • 収入の範囲内で生活する
  • 緊急時のための貯金を作る
  • 定期的に家計を見直す

2. 長期的な視点

  • 将来のライフプランを立てる
  • 老後資金の準備を始める
  • 子どもの教育費を計画的に貯める

3. 価値観の見直し

  • 本当に必要なものを見極める
  • 幸せはお金だけではないことを理解する
  • 身の丈に合った生活を楽しむ

10-2. 緊急時資金の重要性

借金に頼らないためには、緊急時資金の準備が不可欠です。

緊急時資金の目安

単身者: 生活費の3-6か月分 家族世帯: 生活費の6-12か月分

月の生活費が20万円の場合:

  • 単身者:60-120万円
  • 家族世帯:120-240万円

緊急時資金の貯め方

1. 自動積立の活用

  • 給料天引きの定期預金
  • 積立式の普通預金
  • 財形貯蓄(勤務先にある場合)

2. 家計の見直しによる捻出

  • 固定費の削減分を貯金
  • ボーナスの一定割合を貯金
  • 副業収入をすべて貯金

3. 段階的な目標設定

  • 1か月目:5万円
  • 3か月目:15万円
  • 6か月目:30万円
  • 1年目:60万円

10-3. 投資による資産形成

借金を完済した後は、同じ金額を投資に回すことで、将来への備えを強化できます。

投資の基本原則

1. 長期・分散・積立

  • 10年以上の長期投資
  • 複数の資産への分散投資
  • 毎月一定額の積立投資

2. 低コストの商品選択

  • インデックスファンド
  • ETF(上場投資信託)
  • ネット証券の活用

3. 税制優遇制度の活用

  • つみたてNISA:年40万円まで非課税
  • iDeCo:掛金が所得控除、運用益非課税
  • 企業型確定拠出年金:勤務先にある場合

具体的な投資例

月3万円を20年間投資した場合(年利5%で計算):

  • 投資元本:720万円
  • 運用益:513万円
  • 総額:1,233万円

これは、プロミスに毎月3万円を返済していた金額を、完済後に投資に回した場合の試算です。

10-4. 金融リテラシーの向上

借金問題の根本解決には、金融知識の向上が欠かせません。

学ぶべき基本知識

1. 金利の仕組み

  • 単利と複利の違い
  • 実質年率の意味
  • 金利計算の方法

2. 保険の基本

  • 必要保障額の計算
  • 掛け捨てと積立の比較
  • 公的保障制度の理解

3. 投資の基礎

  • リスクとリターンの関係
  • 分散投資の効果
  • 手数料の影響

学習リソース

無料の学習サイト:

  • 金融庁「うんこお金ナビ」
  • 日本証券業協会「投資者保護基金」
  • 全国銀行協会「教えて!くらしと銀行」

書籍:

  • 「お金の大学」(両@リベ大学長)
  • 「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」(山崎元、大橋弘祐)
  • 「投資の大原則」(バートン・マルキール、チャールズ・エリス)

セミナー・講座:

  • ファイナンシャルプランナー主催のセミナー
  • 証券会社の投資セミナー
  • 自治体主催のマネー講座

11. よくある質問と回答

Q1. プロミスの返済を滞納するとどうなりますか?

A1. 滞納した場合の流れは以下の通りです:

1-3日後: 電話またはSMSによる連絡 1週間後: 自宅への督促状送付 2週間後: 勤務先への電話連絡の可能性 1か月後: 信用情報機関への延滞情報登録 2-3か月後: 一括返済の要求、法的措置の予告 3か月後: 裁判所を通じた法的手続き開始

ただし、事前に相談すれば、返済条件の変更に応じてもらえる可能性があります。

Q2. 任意整理をすると家族にバレますか?

A2. 任意整理は裁判所を通さない手続きのため、以下の理由で家族にバレるリスクは低いです:

バレにくい理由:

  • 官報に掲載されない
  • 裁判所からの書類が届かない
  • 弁護士が債権者との窓口になる

注意点:

  • 信用情報に記録されるため、新たなローンやクレジットカードの審査に通らない
  • 弁護士からの書類や連絡に注意が必要
  • 家計の改善が必要なため、協力を求める方が効果的

Q3. プロミス以外にも借金がありますが、まとめて整理できますか?

A3. はい、複数の借金をまとめて整理することは可能です:

任意整理の場合:

  • 整理対象を選択できる
  • 住宅ローンや自動車ローンは残すことが可能
  • 各債権者と個別に交渉

個人再生の場合:

  • すべての借金が対象(住宅ローンは特則あり)
  • 大幅な減額が可能
  • 手続きが複雑で費用も高額

自己破産の場合:

  • すべての借金がゼロになる
  • 一定の財産は処分対象
  • 職業制限がある期間がある

Q4. 債務整理後、いつから新しい借入やクレジットカードが作れますか?

A4. 信用情報から記録が消えた後に可能になります:

任意整理: 完済から5年後 個人再生: 手続開始決定から10年後(CICは5年後) 自己破産: 免責許可決定から10年後(CICは5年後)

信用情報回復のコツ:

  • 携帯電話の分割払いを正常に支払う
  • 公共料金の口座振替を確実に行う
  • 家族カードから始める(配偶者の信用情報が良好な場合)

Q5. 返済が苦しい時、追加で借りてしまうのは危険ですか?

A5. 非常に危険です。これは「自転車操業」と呼ばれる状態で、以下の悪循環に陥ります:

悪循環の流れ:

  1. 返済のために新たに借入
  2. 借入総額が増加
  3. 月々の返済額も増加
  4. さらに生活が苦しくなる
  5. また新たな借入が必要になる

対策:

  • まずは債権者に相談して返済条件の変更を依頼
  • 家計の見直しで支出を削減
  • 副業等で収入を増加
  • 必要に応じて債務整理を検討

まとめ:あなたの未来は必ず明るくなる

ここまで長文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

プロミスの返済が苦しく、この記事にたどり着いたあなたの気持ちは、私には痛いほどわかります。毎月の返済日が近づくたびに憂うつになり、「この生活がいつまで続くのか」と絶望的な気持ちになることもあるでしょう。

でも、私からあなたに伝えたいことは、**「必ず解決できる」**ということです。

私自身、借金200万円で毎日眠れない夜を過ごしていました。あの頃の私は、この記事を読んでいるあなたと同じように、将来への不安で押しつぶされそうになっていました。

しかし、正しい知識と適切な行動により、借金問題は必ず解決できます。大切なのは、一人で抱え込まずに、適切なサポートを求めることです。

今すぐできること:

  1. 現状を正確に把握する
    • 借金総額の確認
    • 月々の返済額の計算
    • 家計収支の把握
  2. 相談先を決める
    • プロミスへの直接相談
    • 弁護士・司法書士への相談
    • 家族との話し合い
  3. 小さな一歩から始める
    • 家計簿をつける
    • 固定費の見直し
    • 副業の検討

あなたに寄り添う気持ちを込めて

この記事を書きながら、借金で苦しんでいた当時の自分を思い出しました。あの頃の私に、今の私が言ってあげたい言葉があります。

「大丈夫。あなたは一人じゃない。この苦しみは必ず終わる。そして、この経験は将来のあなたにとって、かけがえのない財産になる。」

私は今、借金問題を克服し、3,000万円の資産を築くことができました。しかし、それ以上に価値があるのは、お金との健全な付き合い方を身につけたことです。

借金で苦しんだ経験があるからこそ、本当の豊かさとは何かを理解できるようになりました。お金は人生を豊かにする手段であって、目的ではないということを、心の底から理解できるようになったのです。

最後のメッセージ

あなたの人生は、借金によって終わるものではありません。むしろ、この困難を乗り越えることで、より強く、より賢く、より優しい人間になれるはずです。

私がそうだったように、あなたもきっと、いつか同じような悩みを抱える人に手を差し伸べる日が来るでしょう。その時、あなたの経験が誰かの希望の光になるのです。

今日から、新しいスタートを切りましょう。一歩ずつ、確実に、あなたの明るい未来に向かって歩き始めてください。

私は、あなたの成功を心から応援しています。


筆者プロフィール

ファイナンシャルプランナー(CFP®資格保有) 大手銀行での個人向け資産運用コンサルタント経験10年、証券会社での投資アドバイザー経験5年を経て、現在は独立系FPとして活動。

自身も新婚時代に借金200万円を経験し、任意整理を経て完済。その後、つみたてNISAと確定拠出年金を活用した資産形成により、現在の資産は3,000万円に。

「お金の不安で眠れない夜を過ごしている人の心を軽くしたい」という想いで、一人ひとりの価値観と生活スタイルに合った、無理のない資産形成を提案している。

相談窓口一覧

借金問題の相談

  • 法テラス:0570-078374
  • 日本司法書士会連合会:0570-003-110
  • 日本弁護士連合会:0570-783-110

カウンセリング

  • 日本クレジットカウンセリング協会:0570-031640
  • 全国銀行協会相談室:0570-017109

プロミス相談窓口

  • プロミスコール:0120-24-0365(平日9:00-18:00)

免責事項 本記事の内容は、筆者の経験と一般的な情報に基づいて作成されており、個別の状況に応じた具体的なアドバイスではありません。借金問題の解決には、専門家への相談をお勧めします。また、金利や制度に関する情報は2024年1月時点のものであり、変更される可能性があります。実際の手続きや判断に際しては、最新の情報を確認し、専門家に相談してください。

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