NISAは株式や投資信託の投資益が税額控除される制度ですね。一般NISAやつみたてNISAが主な種類として挙げられます。2024年には、この制度の詳細が一新されるようで、話題となっています。
NISA口座を開設する際、みずほ銀行を考えている方に向けて、その利点や欠点、そして実際の評価について詳しくご紹介したいと思います。
みずほ銀行のNISA口座の実際の声: 解約の話は事実なのか?
みずほ銀行でのNISA口座に関する評価を探ると、時折ネガティブな意見が見られることもあります。それらの情報の信憑性について、しっかりと確かめてみましょう。
SNSでのみずほ銀行NISAの実際の口コミ集めてみました
SNSを通じて、みずほ銀行のNISA口座を利用している方々の生の声を収集しました。
みずほ銀行の実際の声
「月に3回まで、NISAで100万円以上の運用をしている場合、振込手数料がタダになる点がありがたい」
「商品のバリエーションがもう少し欲しい」
「手数料が高めの商品ばかりのように思える」
引用元: X(旧:Twitter)
全体的には、振込手数料が無料になるなどのメリットを感じている方がいる一方で、商品の種類や手数料に関する懸念の声もあるようです。良い点と改善が望まれる点を比較し、自分自身にとってどのような影響があるのか、ゆっくりと考えることが大切です。
“解約続き”という噂、実際のところは?
「みずほ NISA」で検索すると、頻繁に「解約続き」という言葉が目に入ります。実際に、多くの人がみずほ銀行のNISA口座を解約しているのでしょうか。この背景には、2021年に連続して起こったシステム障害が影響している可能性があります。2021年にはなんと9回もの障害が発生し、これに関連して金融庁・財務省からの指導を受けたことが報じられています。このような背景から、NISA口座の利用に慎重になる方もいるでしょう。しかし、解約の動きが確実に増えているかは、現時点で正確な情報を持っていません。みずほ銀行は障害に関する対策として業務改善計画を進行中です。これからの展開に注目しながら、情報収集を続けることをおすすめします。
参考:みずほFG:業務改善計画の進捗状況(2023年6月末基準)について
みずほ銀行におけるNISAの特典について
たくさんの金融機関が提供しているNISAサービスの中で、なぜみずほ銀行を選択するのか。その疑問に応えるために、みずほ銀行のNISAの魅力的な特典を3つご紹介いたします。
みずほ銀行のNISAの利点:
・きめ細やかなサポート体制
・魅力的なキャッシュバックオファー
・1万円以上の積立で特典付きATM利用
きめ細やかなサポート体制
一般的なネット証券と違い、みずほ銀行を利用すれば、窓口を通じたきめ細やかなサポートが受けられるのが大きな特長。確かに、オンライン証券は手軽さや手数料の低さが魅力ですが、専門家からのアドバイスやサポートが少ないのも事実。しかし、みずほ銀行では、定期的に投資の進捗や市場の動向に関する情報提供があり、投資初心者にも安心して利用できます。
魅力的なキャッシュバックオファー
現在、みずほ銀行では特定の投資信託を積み立てた際の手数料を、一部キャッシュバックとして提供するキャンペーンを展開中です。
【適用条件】
- みずほ銀行で初めて特定の投資信託を積み立てる
- 電子受領サービスへの登録
この2点を満たすだけ。
多くのネット証券で手数料が無料のものが増えていますが、銀行でこのような特典が得られるのは、非常に魅力的です。
1万円以上の積み立てでATM特典付き
毎月1万円以上を投資信託に積み立てることで、みずほ銀行やイオン銀行の特定のATMを特定時間内に利用する手数料が無料に!さらに、イーネットATMでの取引も、月に2回まで手数料が掛からない特典が付いてきます。
NISAの積み立てを含め、このような特典を活用できる方にとって、みずほ銀行のNISAはお得感があると言えるでしょう。
みずほ銀行のNISA活用時の注意点
良い点も多いみずほ銀行のNISAですが、利用する際のいくつかの懸念点も把握しておくとよいでしょう。
利用前には、デメリットもしっかりと理解し、適切なライフプラン表を作成しておきましょう。
みずほ銀行NISAの注意点:
・時折、手数料が割高に感じる
・クレジットカード利用によるポイント獲得が難しい
・つみたてNISA対応投資信託の選択肢が限られている
時折、手数料が割高に感じる
投資を進めるにあたり、手数料の面で気を付けることが必要です。みずほ銀行も例外ではなく、一部の投資商品では手数料が高くなることがあります。ネット証券と比較すると、手数料が高めに設定されているケースも。窓口での相談や取引により、それなりのコストが発生するため、よく比較して選ぶことが大切です。
クレジットカード利用によるポイント獲得が難しい
多くのネット証券は提携クレジットカードでの支払い時にポイント還元があるのが一般的です。例えば、楽天証券では楽天カードを使用しての取引でポイント還元が期待できます。
参考:楽天カードクレジット決済のポイント還元率 | 楽天カードクレジット決済 | 投信積立 | 投資信託 | 楽天証券
しかしながら、みずほ銀行ではNISAの取引でクレジットカードを利用することが基本的にないため、ポイントの獲得は難しいと言わざるを得ません。
つみたてNISA対応投資信託の選択肢が限られている
つみたてNISAは特定の投資信託への定期的な積み立てを前提とした制度です。全国の対象ファンドは207本となっていますが、みずほ銀行で扱っているのはその中の10本のみ。投資の幅を広げたい方や、特定のファンドに興味がある方は、この点を考慮する必要があります。
また、2024年にはNISAの制度が変わることも予定されています。最新の情報や変更点については、公式サイト等で確認することをおすすめします。
参考:つみたてNISAの対象商品 : 金融庁
参考:ファンド情報・基準価額一覧
みずほ銀行のNISAはこんな方にぴったり
みずほ銀行のNISAが向いている方の特徴
・投資の選択や運用に一人では心配を感じる方
・みずほ銀行での日常の金融取引が主である方
みずほ銀行でのNISAは、丁寧なサポートやキャッシュバックの特典、ATMでの手数料の免除といった魅力的な特長を持っています。
投資の選択や運用に自信がないという方は、みずほ銀行のサポートがあれば、安心して投資活動が進められます。
日常でみずほ銀行を頻繁に利用している方は、ATMの手数料免除などのサービスを十分に活用できるでしょう。
他の金融機関の方が合うかもしれない方
他の金融機関の方が合っているかもしれない方の特徴
・低い手数料を最重要視する方
・投資活動と並行してクレジットカードポイントを積極的に集めたい方
みずほ銀行を除く他の金融機関でNISAを活用した方が良いのは、特に手数料のコストを気にする方向けです。
ネット証券では、低い手数料や手数料無料のサービスが特色として挙げられます。
一見小さな手数料でも、取引回数が増えると総額としては大きくなります。
このコストを抑えることで、実際の利益を最大化することが期待できます。
クレジットカードのポイントを重視する方も、みずほ銀行のNISAでは求めるサービスが難しいため、他の金融機関を探ることをおすすめします。
最後に
NISAは税のメリットを享受できるため、多くの方々に利用されています。
どこで口座を開くかは、手数料や提供されるサービス、取扱商品の種類など様々な要素によって選ばれます。
みずほ銀行のNISAにも、その良さと向き合うべき点が存在します。
自分のニーズを元に、最適な選択をしていきましょう。