クレジットカードの毎月の支払いをスムーズに行うためには、支払い日の一日前にはしっかりと支払額をアカウントに確保しておくことが大切ですね。でも、生活の中で出費が増えて、予想外に利用額が増えてしまった場面や、単純にうっかりしてしまった場合、支払日にお財布の中身がちょっと心配…なんてこともあるかと思います。
そんな時、皆さんが最も気になるのは、「支払い日当日、一体何時までにお金を入れれば大丈夫なのだろう?」という疑問ではないでしょうか。
このページで、クレジットカードの支払いのタイミングや、万が一の際のベストな手順をご案内いたします。
カードの引き落とし時刻、実は金融機関ごとに違うんです
まず初めに理解していただきたいのは、カード利用における引き落としのタイミングが「金融機関ごとにバラバラ」という事実です。
クレジットカードの運営会社は、銀行やその他の金融機関に対して、どの日に引き落としを行うかの日付を告げることは可能です。しかし、具体的な時刻については指示を出すことはできません。その詳しい時刻は、金融機関の裁量に任されているのです。
各大手金融機関での引き落とし時間の一例
さて、もし引き落としの日に、口座の残高が足りないことに気付いたら、果たして何時までに補充すれば、その日の引き落としに影響が出ないのでしょうか?
主な金融機関での引き落としを行う時間帯について、以下にリストアップしました。ただし、この情報は執筆時点のものであり、時期によって変わる場合がある点、ご了承ください。
三井住友銀行 | 0時~18時まで |
三菱UFJ銀行 | 0時~19時まで |
みずほ銀行 | 0時~18時まで |
りそな銀行 | 0時~19時まで |
ゆうちょ銀行 | 0時~21時まで |
ジャパンネット銀行 | 2時~21時まで |
楽天銀行 | 5時~19時頃まで |
イオン銀行 | 0時~23時59分まで(※イオンカード利用で口座をイオン銀行に設定している場合) |
興味深いことに、この引き落としの時間帯と、金融機関の通常の営業時間は一致していません。例えば、通常の振込みやその他の取引の締め切りが15時のところ、引き落としの時間はもう少し長い時間設定となっています。
さらに、口座残高が不足して初めての引き落としに失敗したとしても、その日のうちに何度か再トライを行う金融機関は珍しくありません。要するに、15時を過ぎてしまったとしても、その日のうちに足りない分を補填すれば、その日の引き落としをクリアするチャンスが残っているというわけです。
確認するのに役立つ、引き落とし状態の確かめ方
カード請求の引き落としの実績をしっかりと確認したいとき、どのようにしていいのか?実は、2つの方法が考えられます。
- あなたの口座の通帳やオンライン明細をチェックする
- クレジットカードの残高や利用可能枠を見る
通帳やオンライン明細での確認方法
先ず、あなたの口座の通帳やオンライン明細を活用することで、確認が可能です。一度の操作で直ちに明細が更新されるわけではなく、少し待つ必要がある場合もあります。しかし、次の営業日まで待てば、ほぼ全てが更新されているので、信頼して確認できます。
もし、オンラインバンキングを活用しているのであれば、どこからでも瞬時に入出金の履歴を見ることが可能ですよ。
カードの利用可能額での確認方法
もう一つの方法として、クレジットカードの利用可能枠をチェックすることも考えられます。引き落としが完了すれば、その分、利用可能枠が回復します。ただ、注意点として、引き落とし直後はすぐに利用可能枠が更新されないこともあるので、即時の確認を望む場合は、金融機関の明細の方が確実です。
引き落としに関して問題が生じた場合のアドバイス
先程、金融機関による引き落としのタイミングについて触れましたが、当日に預金を追加しても、再度の引き落としは必ずされるわけではないんですよ。だからこそ、引き落とし日の前日までにしっかりと確認をしておくことが大切です。
もし、あなたが残高不足やその他の問題で引き落としが完了していないことに気づいたら、一刻も早くカードの運営会社へと連絡を取りましょう。
- 再度の引き落としの日取りを再設定してもらう
- 直接指定口座にお金を入れる
- 送られてくる振込用紙を使用して支払う
各カード会社ごとに対応の仕方は違いますので、詳しい指示を受けてから動いてくださいね。
ちなみに、楽天カードのように、「再引き落とし」の日を設けている企業も存在します。
そのような特別な取り決めがあるカードを持っている方は、一度引き落としに失敗しても、すぐにパニックになる必要はありません。ただ、「私は再引き落としの対応を受けられるのか?」という点を、しっかりと把握しておくことが大事ですよ。
間に合わない引き落とし: その後の影響とは?
クレジットカードの引き落とし日に資金を用意できなかった場合、何も対応しないまま時が過ぎると、信用情報に少し雲がかかるかもしれません。この信用情報に記録されると、「貸付やリボ払いの申し込みが難しくなる」「新たなカードの申し込みが拒否される」といった状況に直面することが考えられます。
現在利用中のカードが使用停止となるリスクも否定できませんし、遅れたことによるペナルティとして、カード会社から追加の請求が来ることも頭に入れておくべきです。
引き落としについてのトラブルを未然に防ぐためにも、引き落とし日に問題が生じた際は、迅速にカード会社へ連絡をすることを心掛けましょう。