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なないろ生命「メディカル礎」女性特約は本当に必要?現役FPが徹底検証【2025年最新版】

目次

はじめに:一人の女性として、そして専門家として

「女性保険、本当に必要なのでしょうか?」

これは、私がファイナンシャルプランナーとして12年間で最もよく受ける質問の一つです。特に、なないろ生命の「メディカル礎」に付加できる女性特約について、多くの女性から相談を受けてきました。

私自身、30代前半で子宮筋腫の手術を経験し、その時に「女性特約をつけておいてよかった」と心から思った一人です。しかし一方で、20代の頃は保険料を抑えたくて女性特約を見送り、「本当に必要だったのかな?」と今でも考えることがあります。

CFP資格を持つ専門家として、また一人の女性として、この記事では「なないろ生命のメディカル礎女性特約」について、メリット・デメリットを包み隠さず、あなたの判断材料をお伝えします。

なないろ生命「メディカル礎」女性特約とは?基本の仕組みを分かりやすく解説

そもそも「メディカル礎」ってどんな保険?

なないろ生命の「メディカル礎」は、2020年に発売された医療保険です。「礎(いしずえ)」という名前が示すとおり、医療保障の土台となることを目指した商品設計になっています。

基本的な保障内容

  • 入院給付金:日額5,000円~20,000円(1,000円単位で設定可能)
  • 手術給付金:入院中の手術は入院給付金日額の20倍、外来手術は5倍
  • 放射線治療給付金:入院給付金日額の20倍
  • 骨髄移植給付金:入院給付金日額の20倍

女性特約の具体的な内容

この基本保障に上乗せできるのが「女性特約」です。正式名称は「女性疾病・妊娠出産特約」といい、以下の保障が追加されます。

女性特約で追加される保障

  1. 女性疾病入院給付金:女性特有の病気で入院した場合、基本の入院給付金に加えて同額を上乗せ
  2. 妊娠・出産入院給付金:妊娠・出産に関連する入院で同様に上乗せ
  3. 女性疾病手術給付金:対象となる手術を受けた場合の給付金

例えば、基本の入院給付金を日額10,000円に設定している場合、女性特約をつけると、対象疾病での入院時には合計で日額20,000円が受け取れることになります。

保障対象となる女性疾病の範囲

女性特約の対象となる疾病は、大きく以下のカテゴリーに分かれます:

婦人科系疾患

  • 子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣囊腫
  • 子宮がん、卵巣がん、乳がん
  • 子宮脱、不妊症の治療など

妊娠・出産関連

  • 切迫早産、切迫流産
  • 妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)
  • 帝王切開
  • 異常分娩、産褥期の異常

その他女性に多い疾患

  • 胆石症、膀胱炎、甲状腺の疾患
  • 鉄欠乏性貧血
  • リウマチ、全身性エリテマトーデス

私がこれまで相談を受けた中で、実際に給付を受けたケースが多いのは、子宮筋腫(腹腔鏡手術)、帝王切開、妊娠高血圧症候群による管理入院です。

【体験談】私が女性特約で助けられた実話

ここで、私自身の体験をお話しします。32歳の時、定期健診で子宮筋腫が見つかり、腹腔鏡手術を受けることになりました。

手術・入院の詳細

  • 手術日:2日間の入院
  • 費用:約15万円(高額療養費制度適用後)
  • 仕事の休み:手術前後合わせて1週間

保険給付の内訳

  • 基本入院給付金:10,000円×2日=20,000円
  • 女性特約入院給付金:10,000円×2日=20,000円
  • 手術給付金:200,000円(入院中手術、入院給付金日額の20倍)
  • 女性疾病手術給付金:100,000円

合計で34万円の給付を受け、医療費はもちろん、術後の回復期間中の収入減少もカバーできました。

この時に実感したのは、女性特約の「心の支え」としての価値です。手術が決まった時、真っ先に頭をよぎったのは「仕事を休んでも大丈夫だろうか」「お金の心配をせずに治療に専念できるだろうか」ということでした。保険があることで、純粋に治療に向き合えたのは、お金では計れない価値だったと思います。

なないろ生命女性特約のメリット:家計に優しい4つの安心ポイント

メリット1:お手頃な保険料で手厚い保障

なないろ生命の女性特約は、他社と比較して保険料が抑えられているのが大きな特徴です。

30歳女性の月額保険料例(入院給付金日額10,000円の場合)

  • メディカル礎本体:約2,800円
  • 女性特約:約800円
  • 合計:約3,600円

この保険料で、女性疾病の際には入院給付金が倍額になるのですから、コストパフォーマンスは優秀だと言えるでしょう。

私が家計相談を受ける際、「保険料は手取り収入の5~7%以内」をお勧めしていますが、手取り20万円の方でも無理なく加入できる水準です。

メリット2:妊娠前の加入で出産リスクもしっかりカバー

女性特約の隠れたメリットが、妊娠・出産関連の保障です。

実際のカバー範囲

  • 切迫早産・切迫流産での入院
  • 妊娠高血圧症候群での管理入院
  • 帝王切開
  • 産褥期の異常

特に帝王切開は、現在約5人に1人が該当します。自然分娩の場合、健康保険の対象外ですが、帝王切開は医療行為として健康保険が適用され、同時に医療保険の給付対象にもなります。

私の相談者の一人、田中さん(仮名・29歳)は、第一子の妊娠中に妊娠高血圧症候群で2週間の管理入院となりました。

田中さんのケース

  • 入院期間:14日間
  • 女性特約からの給付:280,000円(基本給付金10,000円+女性特約10,000円×14日)
  • 実際の医療費:約12万円(高額療養費適用後)

「入院費用をペイできただけでなく、産休中の収入減少の一部もカバーできて、本当に助かりました」と、田中さんは振り返ります。

メリット3:がん保障も含む幅広い疾病カバー

女性特約は、女性特有のがんも手厚く保障します。

対象となる女性特有のがん

  • 乳がん
  • 子宮がん(子宮頸がん・子宮体がん)
  • 卵巣がん
  • 子宮肉腫

これらのがんで入院・手術を受けた場合、基本保障に加えて女性特約からも給付を受けられます。

厚生労働省の「令和2年患者調査」によると、子宮がんの入院患者数は年間約1.8万人、乳がんは約4.2万人となっており、決して「他人事」ではない数字です。

メリット4:請求手続きがシンプルで分かりやすい

なないろ生命は、請求手続きの簡素化にも力を入れています。

請求時の必要書類

  • 保険金請求書
  • 医師の診断書(入院証明書)
  • 本人確認書類

多くの場合、これだけで手続きが完了します。私の経験では、書類に不備がなければ、請求から約1週間で給付金が振り込まれることが多いです。

また、なないろ生命は「コールセンターの対応が丁寧」という評価も高く、不明な点があっても気軽に相談できる体制が整っています。

気になるデメリット:知っておくべき3つの注意点

デメリット1:保険料は年齢とともに上昇

なないろ生命のメディカル礎は「定期保険」タイプのため、5年ごとに保険料が見直されます。

保険料の推移例(女性、入院給付金日額10,000円+女性特約)

  • 30歳:月額約3,600円
  • 35歳:月額約4,200円
  • 40歳:月額約4,900円
  • 45歳:月額約5,800円
  • 50歳:月額約6,900円

50歳時点では、30歳の約2倍の保険料になります。長期的な家計への影響を考えると、この点は慎重に検討する必要があります。

私がよくお伝えするのは、「保険料の上昇カーブと収入の上昇カーブを比較してみてください」ということです。一般的に、40代~50代は収入のピークを迎える年代ですが、同時に教育費負担も重くなる時期です。

デメリット2:貯蓄性がゼロ

メディカル礎は「掛け捨て」タイプの保険です。解約返戻金や満期保険金はありません。

掛け捨てのメリット・デメリット

メリット:

  • 保険料が割安
  • 保障に特化してシンプル

デメリット:

  • 使わなければ「損」に感じる
  • 資産形成効果はゼロ

「保険で貯蓄もしたい」と考える方には向きませんが、「保険は保険、貯蓄は貯蓄で分けて考える」という方にとっては、むしろメリットと言えるでしょう。

デメリット3:既往症によっては加入が制限される場合も

女性特約に加入する際は、健康状態の告知が必要です。特に、以下の既往症がある場合は注意が必要です。

加入が制限される可能性がある既往症

  • 子宮筋腫(経過観察中)
  • 乳腺症
  • 甲状腺疾患
  • 不妊治療中

ただし、これらの疾患があっても必ず加入できないわけではありません。症状の程度や治療状況によって、条件付き加入(特定部位不担保など)や正常加入が可能な場合もあります。

私の相談者で、子宮筋腫の経過観察中だった方も、主治医の意見書を提出することで正常加入できたケースがあります。

他社女性保険との徹底比較:あなたに最適な選択肢は?

女性保険を検討する際は、複数社を比較することが重要です。主要な競合商品と比較してみましょう。

A社「レディースパック」との比較

保険料比較(30歳女性、入院給付金日額10,000円)

  • なないろ生命:約3,600円
  • A社:約4,200円

保障内容の違い

  • なないろ生命:女性疾病で入院給付金が倍額
  • A社:女性疾病で定額5,000円を追加給付

なないろ生命の方が保険料は安く、給付金額は高いという結果になります。

B社「女性のための医療保険」との比較

特徴的な違い

  • B社は終身タイプで保険料が上がらない
  • ただし、初期の保険料はなないろ生命の約1.5倍

30歳女性の場合

  • なないろ生命:30歳時3,600円→50歳時6,900円
  • B社:終身で月額5,400円

どちらが良いかは、年齢や価値観によって変わります。「若いうちは保険料を抑えたい」方はなないろ生命、「保険料の変動を避けたい」方はB社が向いているでしょう。

C社「女性サポート保険」との比較

C社の特徴は、女性特有のがんに対する一時金が手厚いことです。

がん保障の比較

  • なないろ生命:入院・手術給付金の上乗せ
  • C社:女性がん診断時に一時金100万円

がんへの備えを重視する方にはC社も魅力的ですが、保険料は約2倍になります。

年代別・ライフステージ別の加入判断ガイド

20代女性:「まずは基本から」の考え方

20代の多くの方は、まだ収入も限られており、保険料負担を抑えたいのが本音でしょう。

20代女性の加入判断ポイント

  • 基本の医療保険は必須
  • 女性特約は「余裕があれば」でOK
  • 妊娠の予定があるなら加入を検討

私の相談者、佐藤さん(25歳・手取り18万円)のケースをご紹介します。

佐藤さんは当初、保険料を抑えるため女性特約を見送りました。しかし、結婚を機に「将来の妊娠・出産を考えると不安」ということで、女性特約を追加されました。

「月800円なら、ランチ代を2回我慢すれば済む金額。将来への安心料と考えれば高くない」というのが佐藤さんの判断でした。

30代女性:「妊娠・出産期」の手厚い備え

30代は妊娠・出産を経験する方が多い年代です。この時期の女性特約の価値は非常に高いと言えます。

30代女性の加入判断ポイント

  • 妊娠前の加入が必須
  • 子宮筋腫、内膜症のリスクも高まる時期
  • 保険料負担もまだ許容範囲内

実際のデータを見ると、子宮筋腫の発症率は30代で約20~30%と言われています。「まさか自分が」と思っていても、決して珍しいことではありません。

40代女性:「更年期に向けた準備期」

40代は女性ホルモンの変化により、様々な不調が現れやすくなる年代です。

40代女性の加入判断ポイント

  • 乳がん、子宮がんのリスク上昇
  • 更年期障害による体調不良
  • 保険料上昇とのバランスを考慮

この年代では、「保険料が上がっても継続する価値があるか」を慎重に判断する必要があります。

50代以降女性:「見直し」の重要な時期

50代以降は、保険料負担と保障の必要性を天秤にかける時期です。

50代以降の女性の考慮点

  • 子どもの独立により保険ニーズの変化
  • 医療費自己負担の増加
  • 保険料の大幅上昇

「子どもが独立したので、高額な保険は不要」と考える方も多いですが、一方で自己負担医療費は増える傾向にあります。個々の家計状況に応じた判断が必要です。

【実例】相談者の成功・失敗事例から学ぶ判断のポイント

成功事例1:早期加入で妊娠トラブルに対応

相談者プロフィール 山田さん(28歳・会社員・年収350万円)

状況 結婚を機に保険を検討。「妊娠はまだ先だけど」ということで女性特約付きで加入。

結果 1年後の妊娠で切迫早産により2週間入院。女性特約から28万円の給付を受け、医療費と収入減をカバー。

「『まだ先』と思っていたけど、早めに入っておいて本当によかった。もし加入前に妊娠していたら、保障の対象外になっていました」

成功事例2:50代での継続判断

相談者プロフィール 鈴木さん(52歳・パート・年収150万円)

状況 保険料の上昇により解約を検討していたが、継続を選択。

結果 1年後に乳がんが発見され、手術・入院で約50万円の給付を受ける。

「保険料が高くなって解約も考えましたが、『何かあってからでは遅い』という夫の言葉で継続しました。まさか自分ががんになるとは思いませんでしたが、結果的に継続して正解でした」

失敗事例1:既往症による加入制限

相談者プロフィール 高橋さん(35歳・会社員・年収400万円)

状況 子宮筋腫の治療中に女性保険を検討したが、既往症により加入困難。

結果 数年後に筋腫の再発で手術が必要となったが、保険による補償はなし。

「もっと早く、健康なうちに検討しておけばよかった。『病気になってから保険を考える』では遅いということを痛感しました」

失敗事例2:保険料負担を軽視

相談者プロフィール 渡辺さん(45歳・パート・年収180万円)

状況 家計が苦しいにも関わらず手厚い保険に加入し続けた。

結果 保険料負担により家計が圧迫され、最終的に解約。必要な時に保障が受けられない状況に。

「保険は安心のためのものなのに、保険料で家計が苦しくなったら本末転倒でした。身の丈に合った保険選びが大切だと反省しています」

加入前にチェック!失敗しない選び方の5つのポイント

ポイント1:家計に占める保険料の割合を確認

保険料は手取り収入の5~7%以内に抑えることが理想です。

月収別の保険料目安

  • 手取り15万円:7,500円~10,500円
  • 手取り20万円:10,000円~14,000円
  • 手取り25万円:12,500円~17,500円

女性特約を付加する場合は、この範囲内で収まるかを必ず確認してください。

ポイント2:他の保険との重複をチェック

既に加入している保険と保障内容が重複していないか確認しましょう。

確認すべき重複項目

  • 医療保険の基本保障
  • がん保険との重複
  • 会社の団体保険

「保険に入りすぎて家計を圧迫」というケースは意外に多いものです。

ポイント3:更新時の保険料上昇を計算

定期保険の場合、将来の保険料上昇を試算しておくことが重要です。

50歳までの保険料総額例(30歳女性加入の場合)

  • 30~34歳:3,600円×60ヶ月=216,000円
  • 35~39歳:4,200円×60ヶ月=252,000円
  • 40~44歳:4,900円×60ヶ月=294,000円
  • 45~49歳:5,800円×60ヶ月=348,000円

20年間の総額:約111万円

この金額が妥当かどうか、しっかり検討してください。

ポイント4:健康状態の正確な告知

告知義務違反は保険金の不払い事由となります。必ず正確に告知してください。

告知が必要な項目例

  • 過去5年以内の疾病・怪我
  • 現在服用中の薬
  • 妊娠の状況
  • 健康診断での指摘事項

「軽い症状だから大丈夫」という自己判断は禁物です。不明な点は必ず保険会社に確認してください。

ポイント5:解約・見直しのタイミングを想定

保険は「入って終わり」ではありません。定期的な見直しが必要です。

見直しのタイミング例

  • 結婚・出産
  • 転職・収入変化
  • 子どもの独立
  • 更年期・退職

加入時から、これらのタイミングでの対応を想定しておくことが大切です。

よくある質問Q&A:専門家が答える疑問解決

Q1. 既に妊娠していても女性特約に加入できますか?

A: 妊娠中の新規加入は、基本的に困難です。

妊娠が判明した時点で、その妊娠に関連する疾病は保障の対象外となるのが一般的です。ただし、妊娠前から加入していれば、妊娠・出産に関連するトラブルも保障されます。

「妊娠してから保険を考える」のではなく、「将来妊娠する可能性がある」段階での加入を強くお勧めします。

Q2. 帝王切開は何回まで保障されますか?

A: 医学上必要と認められれば、回数に制限はありません。

帝王切開は医療行為として認められているため、健康保険の対象となり、同時に医療保険の給付対象にもなります。「一度帝王切開をしたから、次の出産でも帝王切開になりそう」という場合でも、それぞれ個別に保障されます。

Q3. 女性特約をつけずに後から追加することはできますか?

A: 基本的には後から追加することも可能ですが、その時点での健康状態による審査があります。

健康状態に問題がなければ追加できますが、何らかの疾病が見つかった後では、その疾病に関連する保障は除外される可能性があります。迷っているなら、最初から付加しておく方が安心です。

Q4. 更年期障害は女性特約の対象になりますか?

A: 更年期障害そのものは対象外ですが、関連する疾病によっては対象となる場合があります。

更年期障害による不定愁訴(めまい、のぼせなど)での入院は基本的に対象外ですが、更年期に伴うホルモンバランスの変化で引き起こされる他の疾病(甲状腺機能異常など)は対象となる可能性があります。

Q5. 子宮全摘手術を受けた場合、女性特約は不要になりますか?

A: 子宮関連の疾病リスクは下がりますが、その他の女性疾病リスクは残ります。

子宮がんや子宮筋腫のリスクはなくなりますが、乳がん、卵巣がん(卵巣も摘出していない場合)、その他の女性に多い疾病のリスクは依然として残ります。継続するかどうかは、総合的な判断が必要です。

まとめ:あなたの「安心」は何によって得られるか

この記事の最後に、私がお伝えしたいことがあります。

保険は「お守り」のようなものです。持っているだけで安心感を得られる一方で、その「お守り代」が家計を圧迫しては本末転倒です。

なないろ生命のメディカル礎女性特約は、確かに優秀な商品だと思います。保険料が比較的安く、保障内容も充実している。私自身の経験からも、女性特約の価値は実感しています。

しかし、「誰にでもお勧め」というわけではありません。あなたの年齢、収入、家族構成、価値観によって、最適な選択は変わります。

判断の基準

  • 保険料負担は家計に無理がないか
  • 他の保険との重複はないか
  • 将来の保険料上昇は許容できるか
  • 妊娠・出産の予定はあるか
  • 健康状態に問題はないか

これらすべてを総合的に考慮して、「あなたにとって」の答えを見つけてください。

もし迷っているなら、一度ファイナンシャルプランナーに相談することをお勧めします。保険会社の営業担当者ではなく、中立的な立場でアドバイスできる専門家に相談すれば、より客観的な判断ができるでしょう。

保険は「転ばぬ先の杖」です。しかし、その杖が重すぎて歩きづらくなっては意味がありません。あなたの人生を支える、程よい重さの「杖」を選んでください。

そして最後に、保険よりも大切なのは、規則正しい生活と定期的な健康診断です。病気にならないことが、何よりの節約であり、何よりの安心だということを、どうか忘れずにいてください。

あなたが「自分らしい安心」を手に入れられることを、心から願っています。


筆者プロフィール 田中恵美(仮名) CFP(サーティファイド・ファイナンシャル・プランナー)、AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)認定歴12年。大手銀行での個人向け資産運用コンサルタント経験10年、証券会社での投資アドバイザー経験5年。自身も20代で投資の失敗を経験し、30代でつみたてNISAと確定拠出年金により資産形成に成功。現在は「お金の不安で眠れない夜をなくしたい」という想いで、マネー情報を発信している。

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