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積立NISAの積み立て頻度選び: 毎日 vs 毎月 – 賢い資産運用のスタート方法

証券口座の開設に対する関心が、ここ数年で飛躍的に高まってきましたね。

SBI証券や楽天証券のようなオンライン証券会社が特に注目を浴びているのをご存知でしょうか?

デジタルネイティブと言われる今の世代は、古典的な貯金よりも、より効果的な資産の増やし方を探求しているのです。

とくに、証券口座を開設する際、同時に「積立NISA」にも手を出す方々が増えているようです。

「一定の金額をしっかりと積み上げ、長い期間で成長させていきたい」、そういった志向を持つ方々にとって、積立NISAは非常に魅力的な選択となっています。しかしながら、どれだけの頻度で積立を行うべきか、という疑問を持つ方も少なくないでしょう。

この度の記事では、積立NISAを始める前に知っておくべきポイントを、心を込めて詳しくお伝えいたします。

積立NISAのしくみを詳しく知ろう

積立NISAでは、年に最大40万円までの投資が可能となっています。

年に40万円が上限となりますが、この範囲内での積み立ての方法やペースは、ご自身のスタイルや希望に合わせて自由に設定できます。

「毎月積み立てるか」「週に1度積み立てるか」「日々少しずつ積み立てるか」など、多彩な選択が許されています。

注目すべきは、NISA制度が2024年に大きな変更を迎えること。この改定により、年間の投資上限が現在の40万円からなんと120万円に拡大されます。

そして、2023年までの積立NISAで手に入れた資産は、新制度下でも以前の非課税のルールのもとで管理されます。これは、2024年の新制度スタート後よりも前に積立を開始した方が、より多くの非課税の恩恵を受けることができるということを意味しています。

積立投資の習慣を身につけたい方や、新制度になる前に投資をスタートしたいと思っている方は、2023年中に積立NISAを始めてみてはいかがでしょうか?

参考文献:金融庁の資料「次世代のNISA制度」

さらに、現在の積立NISAにおいては、非課税の恩恵を最大20年間享受することができます。

例えば、2023年に積立NISAを利用して投資した資産は、2042年の12月末まで、その利益に税金がかからないのです。ただし、最低保有期間というものは設けられていないため、投資後すぐに売却することも許されています。

そして、2024年の新制度では、非課税の期間に制限がなくなり、無期限で利益を非課税とすることが可能に。これにより、長期的な資産運用を考えている方にとって、更に魅力的な制度として進化することとなります。

「毎日」「毎週」「毎月」の積立:選ぶべき頻度とは?

一般的に、多くの人が「積立」と聞くと「毎月」をイメージすることが多いかもしれませんが、その限りではありません。

実際のところ、証券会社によっては、投資のペースを「毎日」「毎週」「毎月」の中から選択することができるんです。

この仕組みでは、投資者が選んだ特定の日に、指定された投資信託への購入が自動的に行われます。

例えば、もし「毎月」のペースで投資する場合、年間を通して12回の購入が行われることとなりますね。

「毎週」の設定を選択すれば、あらかじめ選んだ特定の曜日に購入が行われ、「毎日」の場合は、週末や祝日を除いた営業日毎に購入が実施されます。

頻度を高めることで、市場の変動リスクを分散させる効果があるため、理論上は「毎日」の方が「毎月」よりも収益が安定する可能性が高まるとも言えるでしょう。

しかし、実際の成果はどうなのでしょうか。過去のデータを元に「毎日積立」と「毎月積立」の成果を比較してみます。

対象となるファンドは、日本を含む世界中の株式に投資する三菱UFJ投信国際投信の「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」とします。

以下、過去15年間のデータからの比較です。

  • 毎月積立:元本300万円、リターン率92.50%、評価損益約577.5万円
  • 毎日積立:元本300万円、リターン率92.55%、評価損益約577.6万円

驚くことに、これら2つの方法での結果には、ほとんど差が見られません。これは、投資信託という投資手段の特性を反映しています。なぜなら、投資信託は多数の銘柄に資金を分散させているため、短期間での大きな価格変動が少ないからです。

しかし、もし個別の株式銘柄を選択する場合、その企業の業績に応じて、数日で価格が大きく動くことも考えられます。

「毎日積立」と「毎月積立」、長期と短期での違いは?

投資信託の世界では、毎日購入するアプローチと毎月購入するアプローチ、どちらも似たような結果を期待することができると言われています。

ただし、ここでの鍵となる言葉は「長期」です。

もし、あなたが長期にわたって資産を運用する意向があるなら、日々の市場の変動を気にすることなく、安定した成果を目指すことができるでしょう。そのため、長期の視点で見れば、毎日積立ても毎月積立てもそれほど大きな違いはないと言えます。

一方、短期間の成績を重視する場合、市場の変動が直接影響するため、一時的には「毎日積立」や「毎月積立」のどちらかが良い結果を出すことがあり得ます。

結論として、投資の目的や期間を明確にし、それに基づいて最適な方法を選択することが大切です。短期的な動きに一喜一憂するのではなく、長期的な視野を持つことで、安定した成果を追求することが推奨されます。

「毎日積立」か「毎月積立」より大事な要点

積立NISAにおいて、毎日積立や毎月積立の違いは、最終的な成果にそれほど大きな影響を与えないことがシミュレーションから明らかになりました。

この結果を踏まえると、より大切なポイントは「どの銘柄を選ぶか」と「どれだけの期間を保有するか」の2つです。

銘柄の選び方に注目 積立NISAで選べる投資対象となる銘柄は、金融庁が「長期間、積み立てること、資産の分散」の観点から選定されています。

しかしながら、2023年2月現在でも積立NISA対象の銘柄は200を越えており、初心者には選びきれないほどです。その中でも、銀行や証券会社が出すランキングだけを鵜呑みにするのは危険です。投資の目的やリスク許容度をしっかりと考え、それに合った銘柄を選択することが大切です。

参考リンク:金融庁「つみたてNISAの基本情報」 参考リンク:金融庁「つみたてNISAの銘柄一覧」

長期での運用がキー 積立NISAを効果的に利用するためには、長期での運用が鍵となります。その理由は以下の4つです:

  1. 複利効果:長期保有することで、利益の利益も再投資され、資産が加速度的に増える可能性がある。
  2. 低コスト:頻繁な取引を避けることで、取引コストを低く抑えることができる。
  3. 心理的な安定:長期の視野で投資することで、日々の市場の変動に一喜一憂することが少なくなります。
  4. リスクの管理:長期的な視野を持つことで、一時的な市場の変動から目を背け、投資の本来の目的に集中することができます。

短期的な視点で市場の動きに焦点を当てるのではなく、将来の成長を期待できる銘柄を選び、それを長期間保有することが、資産形成のための成功の鍵です。

積立NISAの主要な利点

積立NISAの最大の利点は、**「投資のリスクを最小化して安定的な運用が可能」**であることに集約されます。

失敗を避けるための資産運用の三原則は以下のとおりです。

  1. 長期運用
  2. 分散投資
  3. 積立方式の投資

これらの原則は、積立NISAの基本的な運用方針として組み込まれています。

  1. 長期運用のアドバンテージ 積立NISAは2023年現在、20年という長い期間、収益を税金から保護する仕組みを持っています。そして2024年からの新ルールでは、この非課税期間がさらに拡大される予定です。この点が、積立NISAの大きな利点として挙げられます。
  2. 分散投資の力 単一の銘柄や業界に投資するリスクは高い。しかし、投資信託という形式では、多数の銘柄に資産が分散されることで、このリスクが緩和されます。積立NISAの多くの選択肢が、この分散投資の考え方を基にしたものです。
  3. 積立投資の安全性 市場の価格変動は避けられないもの。しかし、積立方式の投資を行うことで、市場の上下動に関係なく、一定額を投資し続けることが可能となります。これにより、タイミングのミスによる大損のリスクが低減されます。

加えて、積立NISAの対象となる投資信託は、低コストかつ市場の動きを追従するインデックスファンドが主体となっており、投資初心者でも安心して利用することができます。

積立NISAは、初めての資産運用を考えている人にとって、理想的な選択肢と言えるでしょう。

積立NISAの主要な欠点

積立NISAは多くのメリットを持っている反面、以下のようなデメリットも考慮する必要があります。

  1. 限定的な積立方式 現行の積立NISAでは、積立形式のみの利用が可能です。このため、年間の上限40万円の中での運用になります。これは、もう少し多額の資金を運用したいと考える投資家にとっては物足りなさを感じる可能性があります。しかしながら、2024年の新しいNISA制度導入により、積立NISAと一般NISAの併用が可能となり、合計で最大360万円までの投資が許容されることから、より多くの資金を運用したい投資家にとっては魅力的な選択肢が増えるでしょう。
  2. 限られた投資信託の選択 積立NISAの制度下で認められている投資信託は167本となっています。これは、国内で取り扱われている投資信託全体の6,000本を超えるラインナップに比べて極端に少ないです。これにより、「特定の投資信託を積立NISAで取り扱いたい」という中・上級者のニーズを十分に満たすことができない場合があります。

積立NISAは、初心者を中心に安全でわかりやすい資産運用を目指して設計されていますが、上記のようなデメリットが存在します。したがって、積立NISAの選択肢だけでなく、課税口座やiDeCo、保険などの他の選択肢も検討する価値があるでしょう。

まとめ:「毎日」と「毎月」の積立、違いは時間が解決する

積立投資というのは、一定の金額を定期的に投資する方法ですが、その頻度が「毎日」であるか「毎月」であるかによって、短期的な結果に差が生じることがあります。特に、数カ月のみの積立後に資産を売却する場合、その期間中の市場の動きによっては、積立頻度の違いが利益や損益に大きく影響することも考えられます。

しかし、投資の魅力は「時間」と「複利」の力にあります。長期にわたり継続的に投資を行うことで、その利益は徐々に平準化され、積立の頻度による差は次第に縮小します。

「積立NISA」を例に取ると、非課税の恩恵を受けられる長期の投資を行うことができます。この場合、毎日の積立と毎月の積立、どちらがよいかは「どちらを継続的に行うことが自分にとって負担が少ないか」という点で選択するのが最善の策です。

未来の資産形成を目指して、単に貯金としてお金を保管するのではなく、資産を成長させるための「長期投資」を選択することが重要です。

「資産が増えたら投資を考える」という考え方もありますが、その間の「投資のチャンスを逃す時間」は、将来の資産成長の大きな機会損失となる可能性があります。

積立NISAのように少額からの投資が可能な制度が存在する現代、資産を増やしたいという願望があれば、先延ばしにせず、一日でも早く投資の旅を始めることをおすすめします。

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